[セミナー] パンとビールのマリアージュ
- 日時:
- 2008年8月1日(金)
- 時間:
- 19:00〜21:00
- 場所:
- FAMER'S MARKET二子玉川2F ゆっくりとカフェ
- 講師:
- 友田 晶子(パンコーディネーター)
パンとアルコール飲料(お酒)は、共に歴史が古く、発酵という点では切っても切れない関係にあり、それらの基礎的な知識を識ることは、「食」の楽しみを広げることにもつながります。
そこで、私たちは、パンをもっとおいしく楽しむための「パンとお酒の相性」について、”飲料のエキスパート”であり、また、パンコーディネーターとしてもご活躍の友田晶子さんからお酒に関する基礎知識や、相性がよいとされるパンの選び方のポイントなどを学び、日常のパンの楽しみをより広げていただけるようなセミナーを主催いたしました。
本セミナーは、夏・初秋・秋の3回シリーズにわたって、それぞれの時期にぴったりのお酒をテーマにしておりますが、第一回目のテーマは、真夏に欠かせないビール!
手軽に入手できるアサヒスーパードライといったものから、カンティヨン・グーズ、ブーン・クリークといったちょっと珍しいものなど、色も泡の出方もすべて違う特徴的なビールを全6種類ご用意いたしました。
まず始めに、ビア・テイスター、ベルギービール技術顧問でもある友田さんの興味深い知識と、非常にわかりやすい説明によるビールの基礎知識を学んだのち、6種類のビールを個性の薄い順にテイスティングし、それぞれの特徴を五感で味わっていきます。
そしていよいよ、それぞれのビールとの相性の良いパン選ぶポイント、合わないパンはどういったところが合わないのかなど、友田さんの話に耳を傾けつつ、パンとビールのマリアージュを体感していきます。ちなみに、ビールと相性のよいパンを探す判断ポイントは、味わいのバランスや風味が共通しているもの。例えば、アイルランド産の人気スタウト黒ビール「ギネス・ドラフト」は、一見苦くて濃いイメージですが、飲んでみると思いのほか軽くてなめらかでクリーミー、なによりもビター風味なのが特徴です。このビールとの相性◎のパンはというと、意外にもチョコチップがぎっしり入ったビエノワ・ショコラ!確かにしっかりカカオの味わいがあったほうがより相性が良かったりします。他にも、穀物がぎっしり入ったコクのあるパンを、薄くスライスして香ばしくトーストしたものとの相性も◎。共通する「コク」「芳ばしさ」がポイントになっているようです。一方、ビールに個性が負けてしまう普通のシンプルなバゲットでは、物足りなさを感じてしまいます。
最後は、ビールに合うお料理も加わり、質疑応答を兼ねて友田さんとの交流を深めていただきました。
参加者は、パン職人の方、パンの興味のあるアマチュアの方、お酒のプロの方などざまざまでしたが、皆様からは「初めての体験で面白かった」「新しい発見があって楽しかった」「いままでこのようなセミナーがなかったので大変参考になった」といった声を多くお寄せいただきました。
今後、このテーマのシリーズは2回ありますので、ぜひこの機会にご参加ください!
■9月26日(金)/「パンと和酒(日本酒・焼酎)のマリアージュ」
■11月21日(金)/「パンとワインのマリアージュ」
友田さんのブログにて、セミナーの詳細をご紹介いただいておりますので是非ご覧下さい。
【あきこのブログダイアリーデリ〜シャス♪ワンダフルライフ】
《講師プロフィール》
友田 晶子
ワインコーディネーター(ソムリエ)/ 日本酒きき酒師/焼酎アドバイザー/ビア・テイスター/パンコーディネーター
1988年渡仏し、ワインの本場ボルドーにてワイン醸造を勉強後、ワイン輸入商社勤務後独立。1990年酒類コンサルティング株式会社を設立。
1997年『ワインアドバイザー全国選手権大会』で女性最高位の3位入賞。1998年田崎真也氏オーナーのワインバー「アルファ」代表。田崎真也ワインサロン講師でもある。現在、セミナー講師、イベント企画プロデューサー、輸入業者や酒販・飲料店・ホテル向けコンサルタント、さらにはエッセイストといくつもの顔を持っている。All About [日本酒&焼酎]ガイドとしても活躍中。
・友田晶子公式ホームページ(美食ブログあり)
・All About日本酒・焼酎サイト
・楽天ショッピングソムリエ“チーズ”