公益財団法人 日本生涯学習協議会(所管:内閣府) 監修・認定 パンコーディネーター認定講座主催

一般社団法人 日本パンコーディネーター協会は、パンを通じた生涯学習の普及推進を活動の大きな目標に掲げ、食の世界でのプロフェッショナルを育成・輩出することを目的としています

 

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パンコーディネーターのお仕事

パンコーディネーターアドバンス 森まゆみさん



講座写真 講座写真


執筆:森まゆみ(パンコーディネーターアドバンス)

北海道・札幌を拠点にパンのある暮らしを様々な場面で提案するべく、専門誌のライター、コラムの執筆、パンの知識を伝える講座の主催、時には、テレビ番組のコメンテーターとしてお仕事をさせていただいています。
今回は、エイチエス出版社(札幌)からのご依頼で、住宅設計施工会社の「株式会社アートホーム」様の2012年度カレンダー製作に携わりました。
カレンダーのコンセプトは、「暮らしとパン」。
リビングにパンを配置することで、家族や生活をイメージできる写真を完成させます。私が担当したのは、住宅のイメージに合ったパン屋さんのパンをセレクトして(パン屋さんとの交渉の含みます)、さらに、雑貨を揃えてパンのスタイリングです。

 重厚感のある木材を使い、鉄材をアクセントにしたスタイリッシュな住宅であることから、パンは、同様のイメージを持つ、ハード系を中心にセレクトしました。焼き色のしっかりついた重厚な表情のカンパーニュやドイツパン、層がはっきりと美しいクロワッサン、季節感を出し、全体に変化をもたらせるために、野菜のタルティーヌと色のコントラストを考えたデニッシュを加えました。
食器やクロスなどの雑貨は、コンセプトに合って、パンとリビングを繋ぐ役目として設えました。高さや奥行きも考慮して、パンだけを意識するのではなく、仕上がりの着地点を念頭にスタイリングしました。

一連の作業を助けてくれたのは、認定講座で学んだ「パンのコーディネート」と「パンのペアリング」でした。
学んだ事柄のひとつひとつを、自分なりに組み立てて、別の角度からパンと向き合いました。パンの外観の魅力を引き出して生活空間をスタイリングするという、今回の仕事は、パンコーディネーターとしての世界がさらに広がりました。


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