ペルナ・リンプ(Peruna Limppu)
見た目がユニークな黒いパン。直径は約13センチ。まあるく焼き上がったペルナ・リンプには、独特の色合いや風味、そしてパンを長持ちさせる働きのある糖蜜が表面に塗ってあります。
Perunaとは、フィンランド語でポテト。Limppuは大きな丸のままのパン。ポテト・パンの名の通り、ライ麦生地にジャガイモが練り込まれています。
むっちりとした歯ごたえのほんのり甘いペルナ・リンプの薄切りに、バターを使ったマッシュポテトと牛肉のたたきを乗せて、ベリーとともにオープンサンドにしました。
*ベリーの酸味がお肉と調和し、フィンランドでは定番の味覚です。ポテトも日常的によく食べられている食材です。ずっしりとしたパンにも相性が良いです。
ペルナ・リンプとマッシュポテトと牛肉のオープンサンド
【作り方】
ペルナ・リンプを8mm位の薄切りにする。
マッシュポテト、牛肉たたきを乗せ、生ベリーをトッピング。お好みに合わせてブルーベリーソースをかけます。
フォークとナイフを使いお召し上がりください。
【使用食材】
ペルナ・リンプ
マッシュポテト(カナダ産:マッケインポテトフレーク)
有塩バター
牛肉たたき
フレッシュベリー各種
ブルーベリージャム(紀ノ国屋ブルーベリージャム)
ルッコラ
牛乳
赤ワイン
バルサミコ
※マッシュポテトの作り方
ポテトフレーク 100g
牛乳 200cc
水 200cc
バター 40g
塩 適量
ポテトフレークに熱した牛乳、お湯を注ぎ混ぜる。
熱いうちにバターを加え、塩で味を調える。
※ブルーベリーソースの作り方
ブルーベリージャム 大さじ5
赤ワイン 大さじ4
バルサミコ 少々
塩 少々
フライパンでブルーベリージャム、赤ワインを混ぜる。
バルサミコを加え塩で味を調える。
フィアデンリング(Fiadenring)
平べったいドーナツ形状のパンで、もともと保存食として生まれたものです。粗挽きのライ麦全粒粉とサワー種を使ってよく焼き込んでいるため、歯ごたえのある食感と、ほんのり感じる淡い酸味が特徴です。歯ごたえがあるため、食べやすいように溝にそって割ってから、さらに横2枚にスライスし、具材をのせて楽しみます。クリームチーズにイクラとサーモンを抱き込んだディップは、北欧ならではの味わいをお楽しみいただけます。
キタカワカマス、パイクパーチ、サーモンが棲む神秘的なフィンランドの湖沼に思いを馳せてお召し上がりください。
*全粒粉を使った酸味のあるパンに、クリームチーズやサーモンを合わせる事によって、味や食感がまろやかに食べやすくなり、栄養バランスにも優れたサンドイッチになります。
フィアデンリングと北欧ディップ
【作り方】
フィアデンリングを2枚にスライスして、フリルレタス、北欧ディップの順にサンドし、アクセントにディルをトッピングしてお召し上がりください。
【使用食材】
フィアデンリング
スモークサーモン(紀ノ国屋 ノルウェーサーモン)
デンマーク産 クリームチーズ プレーン
塩いくら
フリルレタス
ディル
※北欧ディップの作り方
クリームチーズ 200g
いくら 100g
スモークサーモン 5枚(約45g)
常温で柔らかくなったクリームチーズに、スモークサーモンを細かく切ったものを和える。いくらを潰さないようにさっくりと混ぜる。
社会人になって、とびきり美味しいパンに出会い、パンに魅了される。
専門学校にて製パンカリキュラム修了後、札幌市内の有名リテイルベーカリーでの研修を経て、更にパンへの愛情が深まる。
現在は、パンと同じくらい愛情を注ぐおさかなマイスターとしての知識も加わり、パンコーディネーターとして魚とパンの相性を考察しながら、製パン関連展示会をはじめ、魚介類を使ったヘルシーパンメニューを提案し、食文化の普及と研鑽に励む。
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