日本人の食卓には欠かせない調味料「味噌」。この味噌をテーマに『八丁味噌×パンのコラボレーションレシピを1枚の写真に表現しよう!“美味しさ伝わるフォトレシピ” 』コンテストをパンの撮影コーディネートレッスン受講生を対象に開催しました。
たくさんの応募の中から、「美味しさが伝わってくるフォトレシピ」5作品が優秀賞として選ばれましたので発表します!
<野口先生からのコメント>
<野口先生からのコメント>
クロス、プレートも白で統一され、その狙い通り、被写体が美しく際立っています。光の入り方も爽やか、パンにできる影も強すぎないので、いい立体感がひきだされています(これ以上、影ができる場合、白ベースのスタイリングではコントラストが強調されすぎてしまうので、左下からレフをあてることをおすすめします)。ピントも伝えたい部分にしっかりあり、ちらしたパプリカがシンプルな中の大人の可愛らしさを表現していて、その空気感ごと味わいたい写真です。
<野口先生からのコメント>
あえてのシンプルなスタイリングがパンの美味しさを最大限にひきたてていますね!色づかいもメニュー、コンセプトによくマッチし、アングルからも思わず食べたい、そんな印象を受けました。お見事です!足さないスタイリングは構図やアングルの技術などの感覚を磨いてくれます。今回のこの写真ではカトラリーは入れなくてもいいでしょう。皿が個性的なのと右上の抜け感が美しいので、そこをいかした方がすっきりします。
<野口先生からのコメント>
まさに自分がゲストとして被写体前にいる印象を受けました。本当に美味しそうです。スタイリングで使われているものもきちんとストーリーがあり、見ていて気持ちがいいですね。クロスの使い方(全面に敷かないで右端を見せる)やトレイの置き方も文句なしです。被写体によって、縦位置、横位置もうまく使い分けられるようにもなっていますね。もちろんこれでも十分ですが、さらに素敵にするならば、もう少し写真の下部がうつっていてもいいかもしれません。これで若干の窮屈さの解消とスタイリングをより魅せられる写真になるかと思います。これからもどんどん試行錯誤して、パンのある素敵な世界観を伝えてくださいね!
<野口先生からのコメント>
ぱっと見、目をひきますね!爽やかな色合わせに心が躍ります。この構図、アングルもラスクの可愛らしさを引き立てています。欲をいえば、お皿のカーブがかわいいので、あえての左右対称にして両端が写るようもう少し引きで撮影しても。そして、さらにさらに引いて、皿をおおかた(もしくは半分)入れ、クロスの上に割ったラスクがあっても、動きがだせていいかもしれません。色々なスタイリング&写真に挑戦して、ますます飯塚さんらしい世界を表現してくださいね。
※掲載している写真の著作権は一般社団法人 日本パンコーディネーター協会に帰属しますので、無断転用・掲載は固くお断りします。
八丁味噌は愛知県岡崎市八帖町(旧 八丁村)で江戸時代初期より造り続けている伝統的な味噌。大豆と塩のみを用いて大きな木桶に仕込み、代々使い続けてきた川石(玉石)を山のように積み上げて重石とし、二夏二冬以上のあいだ人の手を入れること無くだたひたすら八丁の地の気候風土の中で熟成をさせた逸品です。他の味噌と比べて硬く、大豆の旨味を凝縮した濃厚な味噌です。少々の酸味と渋味、苦味のある濃厚な風味が特徴。
構図の組み方、スタイリングともいいですね。スプーンの上にさりげなくトマトをのせるなど、経験豊かであるご様子がうかがえます。ただ、もし夏の爽やかさを出したいのなら、ベースのテーブルクロスをオレンジと相性のいいライトブルーにかえてみてはいかがでしょう。こなれた感に視線もよりひきつけられることと思います!スープの反射はレフや紙などを用いて(光と被写体の間に)、その一部分だけ光をおさえてあげることで少しは解消します。あと、水面の反射を調整してくれるPLフィルターという商品もあります。こちら参考までに。